医療保険
医療保険とは…
医療保険とは、病気やケガで入院したり、手術を受けたりした時に、給付金が受取れる保険です。
病気時や入院時などに必要となる医療費を保障するものや、入院による所得減少に対する保障など様々な医療保険があります。
必要な入院日額は
日本には健康保険などの公的な医療保険があり、70歳未満の人の医療費の個人負担は3割までとなっています。また、医療費が高額になってしまった場合でも高額療養費制度がるので、医療費の自己負担額は軽減されます。
(例)胃ガンの手術で30日入院し、かかった医療費1,623,190円の場合
①医療費
健康保険がない場合は1,623,190円かかってしまいますが、入ってる場合は健康保険の3割負担や、高額療養費制度の医療費払い戻しにより、自己負担が93,661円に抑えられます。
この93,661円を、入院1日当りの医療費として換算すると、約3,122円になります。
②食事療養費
780円
③差額ベット代
約5000円
健康保険では、給付の対象になりません。入院が長引いて差額ベッドが必要な部屋にいればそれだけ自己負担は大きくなります。
④その他
1日500円
テレビ・新聞雑誌・ご家族の病院までの交通費など以外にかかります。
今回の病気でかかった自己負担の費用をカバーするには…
①+②+③+④=9,402円
必要となります。
高額療養費制度とは…
高額療養費制度とは、公的医療保険における制度の一つで、医療機関や薬局の窓口で支払った医療費の自己負担金が一定の金額(自己負担限度額)を超えた場合に、その超えた金額を支給する制度です。
自己負担限度額は、年齢と所得区分によって計算式が決まっています。ただし、差額ベッド代や、食事療養費・入院時生活療養費などの自己負担額は対象になりません。
(例)70歳未満の方が入院して、総医療費50万円の3割(150,000円)を支払った場合(一般)
【負担限度額】80,100円+(500,000円-267,000円)×1%=82,430円
【払い戻される額】150,000円-82,430円=67,570円
67,570円が高額療養費として支給され、実際の自己負担額は82,430円となります。
本記載は、公的医療保険制度の概要を説明したものです
詳細につきましては、各公的医療保険制度の窓口にお問い合わせ下さい。